歯ことば
エナメル質の着色
歯の表面を覆う部分がエナメル質でできています。
エナメル質は無機質でできているので、硬くて脆いという特徴があります。
エナメル質はもともと、半透明ですが、食べ物や飲み物で着色することがあります。
着色の汚れをステインといいいます。
歯を磨いても取れない茶渋のようなものです。
ステインが付きやすいものとして
お茶、ワインなどタンニンを含むもの
ぶどうやブルーベリーなどアントシアニンを含むもの
豆腐、納豆などイソフラボンを含むもの
チョコレートやココアのようにカカオマスポリフェノールを含むもの
お茶などカテキンを含むもの
などがあります。
日常、よく口にするものです。
ステインは初めのうちはペリクルという歯の表面を覆う皮膜の上に付着します。
しかし、エナメル質が再石灰化を繰り返すうちにエナメル質の中にステインが取り込まれることがあります。
年齢とともに歯の色が濃くなるのはそのためです。