歯ことば
エナメル質
歯のエナメル質が~などと耳にすることはありませんか。
そもそも、エナメル質とはなんでしょうか。
ホワイトニングでも出てくるけど、実際の所なんでしょう。
エナメル質は歯の表面を覆う部分です。
体の中で最も硬い組織ですが、反面、脆いという特徴もあります。
エナメル質はリン酸カルシウムを主成分とした無機質でできています。
エナメル質は酸の影響で脱灰(歯の表面が少し溶けること)します。
このままでは歯が溶ける(虫歯になるなど)ので、元に戻るように唾液に含まれているリン酸カルシウムを取り込みます。
このことを再石灰化といいます。
脱灰と再石灰化がバランス良く行われているときは、エナメル質は健康な状態に保たれます。
しかし、バランスを崩すと虫歯になります。
虫歯の予防ではフッ素の含まれた、歯磨き粉を使うことがあります。
それは、フッ素が再石灰化するときに同時に吸収されて、エナメル質を強化する働きがあるからです。