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投稿日:2024年6月17日  カテゴリ:矯正歯科

前歯だけのマウスピース矯正のメリット・デメリットと費用、適応症例を解説!|歯科医師監修

歯列矯正をしたいと考える人の約80%が前歯の歯並びを気にしており、改善したいと思っているというデータがあります。前歯の歯列は一番人の目に触れるところなので気になりますよね。見た目に関して気にする方は多いのですが、同時に歯列矯正は虫歯や歯周病のリスクを少なくするためにも重要です。

マウスピース矯正は、透明な矯正装置を使って、目立たずに前歯だけを矯正できる方法として人気を集めています。この記事では、前歯だけのマウスピース矯正のメリットやデメリット、費用、適応症例などを歯科医師監修の元、詳しく解説します。

前歯だけのマウスピース矯正は、部分矯正と言い、気になる前歯の歯並びを整える低コスト矯正として人気があります。一人ひとりの歯型を元に作製したマウスピースを、治療段階に合わせて順番通りに付け替えることで、少しずつ歯を移動させていきます。

前歯とは、真ん中の歯から数えて3番目の糸切り歯とも呼ばれる犬歯までを指し、上下左右で合計12本あります。

「前歯だけのマウスピース矯正」といっても、実際には歯列全体を覆うマウスピースを使用します。動かす予定のない奥歯もマウスピースで覆うため、慣れるまでは違和感を感じる方もいるでしょう。しかし、マウスピース矯正は特に前歯に見られる軽度から中等度の歯並びのずれに効果的です。前歯の歯並びにコンプレックスを抱えている方や、部分矯正に興味がある方におすすめの矯正方法と言えます。

主なポイント

・前歯だけのマウスピース矯正は、透明な装置で目立たずに部分矯正ができる

・歯型を元に作製したマウスピースを段階的に付け替えて歯を移動させる

・前歯は上下左右で合計12本、犬歯までを指す

・歯列全体を覆うマウスピースを使用するため、慣れるまで違和感がある方がいる

・軽度から中等度の前歯の歯並びのずれにおすすめの矯正方法

マウスピースで前歯だけ矯正できる?

マウスピース矯正は、透明な素材で作られた取り外し可能な矯正装置です。前歯だけの部分矯正やプチ矯正に適しています。マウスピース矯正で前歯だけを矯正することは可能ですが、いくつか注意点があります。まず、前歯だけの部分矯正だからといって、値段や治療期間が短いと決めつけないことです。全体的なバランスなどから前歯のみの部分矯正が不可能な場合もあります。経験豊富な歯科医師に必ずしっかりと確認してもらい、説明を受けることが大切です。

上記でも述べましたが、前歯とは、一般的に上下左右の真ん中の歯から数えて、犬歯(糸切り歯)までの合計12本の歯を指します。マウスピースで前歯を矯正する際は、歯列全体を覆うマウスピースを使用します。そのため、矯正したい前歯以外の歯も覆われることになり、慣れるまでは違和感を感じるかもしれません。

前歯だけのマウスピース矯正の費用相場は30万円から50万円程度で、治療期間は約6ヶ月から1年前後が目安です。頻繁ではありませんが、定期的に歯科医院での確認が必要となります。マウスピース矯正は保険適用外の自由診療となるため、費用は全額自己負担となります。

前歯だけの矯正を検討するタイミング

結婚式や就職活動など、人生のビッグイベントを控えている方にとって、前歯の審美性を高めることは重要だと思う方が多くいらっしゃいます。人前に出る機会が多い時に、マウスピース矯正で前歯だけを矯正することで、自信を持って笑顔を見せることができると思いますので、ビッグイベント前に矯正を始める方も多いのです。

ただし、マウスピース矯正にはリスクもあります。重度の不正咬合や歯周病がある場合は、前歯だけの部分矯正は適応できない可能性があります。治療が出来るかは、歯科医師に相談してみてください。

池袋はならび矯正歯科・神谷では、部分矯正で対応できるのか?それとも全ての歯の矯正をしなくては治らないのか?など、来院いただき、検査してから無料で判断データをお送りしております。ご予約はLINEから簡単にできますので、下記LINEからご連絡ください。

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マウスピース矯正で前歯だけを矯正するメリットをまとめると以下のようになります。

  • ・透明なマウスピースで目立ちにくい(全体矯正も含む)
  • ・取り外しが可能で、歯磨きや食事の際に外せる(全体矯正も含む)
  • ・治療期間が、比較的短くて済む
  • ・費用が全体矯正と比べて抑えられる
  • ・一方で、デメリットや注意点も押さえておく必要があります。
  • ・保険適用外で費用は全額自己負担(全体矯正も含む)
  • ・重度の不正咬合には部分矯正は適応できない場合がある
  • ・矯正中は装置の管理が必要(全体矯正も含む)

以上のように、マウスピースで前歯だけを矯正することは可能ですが、メリットとデメリットをよく理解した上で、歯科医院で相談することをおすすめします。自分に合った矯正方法を選択し、理想の歯並びを目指しましょう。メリットデメリットについては、下記で詳しく掲載します。

前歯だけの矯正治療

前歯だけのマウスピース矯正で治せる症例は?

マウスピース矯正は、特に前歯の歯並びの乱れに効果的な矯正方法です。前歯だけのマウスピース矯正で改善できる代表的な症例として、すきっ歯、軽度の不正咬合、矯正後の後戻り治療などがあります。それぞれの症例について詳しく見ていきましょう。

すきっ歯

一番前の歯と歯の間に隙間ができている状態のすきっ歯は、前歯だけをなおすマウスピース矯正に適しています。特に軽度のすきっ歯の場合、比較的短期間で効果が見込めます。透明なマウスピースを使用するため、目立たず矯正治療を行うことができます。

軽度の不正咬合

前歯のみが突出している出っ歯や、歯が折り重なるようにデコボコ生えている叢生(そうせい)も、程度によっては前歯だけのマウスピース矯正で改善できます。軽度から中等度の不正咬合の場合、部分矯正で対応可能な場合があります。ただし、重度の不正咬合の場合は全体矯正を検討する必要があります。

矯正後の後戻り治療

過去に矯正治療を行って歯並びをキレイに整えても、適切に保定を行わなければ元に戻ってしまう(後戻り)ことがあります。前歯だけのマウスピース矯正は、以前矯正をしていた方の後戻り矯正にもおすすめです。短期間で再び歯並びを整えることができます。

以下の表は、前歯だけのマウスピース矯正をおすすめしたい代表的な症例をまとめたもので、矯正歯科での紹介や参考になります。

症例

説明

すきっ歯

前歯の間に隙間がある状態。軽度の場合は短期間で改善可能。

軽度のガタガタ

前歯がわずかに重なっている状態。部分矯正で対応可能。

軽度の出っ歯

前歯が突出している状態。程度によっては前歯だけの矯正で改善可能。

矯正後の後戻り治療

矯正後後戻りしてしまった歯に有効

ただし、部分矯正では噛み合わせを整えることは難しいため、部分矯正か全体矯正かはかかりつけの歯科医師と相談することをおすすめします。池袋はならび矯正歯科・神谷では、経験豊富な歯科医師が一人ひとりの症例に合わせた最適な矯正方法をご提案いたします。

それから、池袋はならび矯正歯科・神谷では、簡単WEB診断を行っています。写真を撮影して送っていただくことで、簡易的な診断が出来ますので、ご利用ください。

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前歯だけのマウスピース矯正のメリットとは?

上記でも述べていますが、前歯だけのマウスピース矯正は、部分矯正の一種であり、全体矯正と比べていくつかのメリットがあります。短期間で費用を抑えながら、前歯の歯並びを改善することができるのです。ここでは、前歯だけのマウスピース矯正の主なメリットについて詳しく見ていきましょう。

矯正期間が短い

前歯だけの部分的な歯の移動は、歯列全体を動かす場合よりも短期間で完了します。全体矯正では平均1〜3年ほどかかることもありますが、前歯だけのマウスピース矯正なら、早ければ半年、1年程度で目に見える効果が期待できます。平均的な治療期間は10ヶ月程度です。この短い期間で確実な結果が出るため、モチベーションを維持しやすいというメリットもあります。

また、矯正期間が短いことで、治療の計画も立てやすく、スケジュールに合わせて無理なく矯正を進めることができます。特に、結婚式や就職活動など、大切なイベントを控えている方にとっては、短期間での矯正は非常に魅力的です。さらに、短期間で結果が出ることにより、日常生活での不便さやストレスを最小限に抑えることができるのも大きな利点です。

矯正期間中に感じる不快感や違和感も短期間で終わるため、ストレスなく治療を続けやすくなります。これらの理由から、前歯だけのマウスピース矯正は、多忙な方や、できるだけ早く結果を出したい方にとって、適した矯正方法と言えます。

費用が安い

前歯だけのマウスピース矯正は、全体矯正と比べて低費用で行えます。治療期間が短いため、それに伴って価格も抑えられるのです。部分矯正は、歯科矯正におけるコストパフォーマンスの高い選択肢だと言えます。

さらに、前歯だけの矯正では、治療に使用するマウスピースの数も少なくて済むため、その分コストが削減されます。全体矯正の場合、複数の歯を動かすために多くのマウスピースや調整が必要となり、結果として費用が高くなりますが、前歯だけの矯正ではその必要がありません。

また、治療期間が短いことで通院回数も減り、その分の費用や時間の節約にもなります。特に、仕事や学業で忙しい方にとって、通院の手間が少なくなることは大きなメリットです。加えて、保険適用外の自由診療である矯正治療において、費用が抑えられることは大変重要です。前歯だけのマウスピース矯正は、経済的な負担を軽減しつつ、効果的な治療が受けられる方法として、多くの患者さんに支持されています。したがって、限られた予算で歯並びを改善したいと考える方には、前歯だけのマウスピース矯正が最適な選択肢になることと思います。

日常生活での負担が少ない

マウスピース矯正は、透明な装置を使用するため、装着中も目立ちません。前歯という最も目に付きやすい部分の矯正でも、周囲の人に気づかれることなく治療を進められます。

また、マウスピース矯正は取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際に装置を外すことができ、口腔内を清潔に保ちやすいという利点もあります。これにより、ワイヤー矯正のように食べ物が装置に詰まる心配がなく、日常生活でのストレスが軽減されます。

さらに、マウスピースはひとり一人の歯列の形をオーダーメイドで作成するため、装着感が良く、違和感が少ないことも特徴です。装着中の不快感が少ないため、仕事中や外出時にも安心して過ごすことができます。

矯正治療が進むにつれて、徐々に歯が動くのを実感できるので、治療の進行を感じながらモチベーションを維持しやすいというメリットもあります。日常生活での負担が少ないことは、忙しい現代人にとって大変重要なポイントであり、マウスピース矯正が選ばれる理由の一つです。

清潔で手入れが簡単

マウスピース矯正に用いる装置は、取り外しが可能で、ブラッシングのたびに洗浄できます。ワイヤー矯正と違い、装置を装着したまま歯磨きする必要がないため、歯や装置を清潔に保ちやすいです。手入れの簡単さは、口腔内を健康的に維持する上で大きなメリットと言えます。

さらに、上記でも述べましたが、食事の際にもマウスピースを取り外すことができるため、食べ物が装置に詰まる心配がありません。これにより、食後の手入れも簡単になり、口腔内の衛生状態を清潔に保つことができます。

また、マウスピースは定期的に新しいものに交換するため、常に清潔な状態を保つことが可能です。この交換サイクルにより、細菌の繁殖を防ぎ、口腔内の健康を守ることができるからです。

メリット

詳細

矯正期間の短さ

早ければ半年、平均10ヶ月で目に見える効果が期待できる

費用の安さ

短い治療期間により、全体矯正よりもコストを抑えられる

目立ちにくさ

透明なマウスピースを使用するため、装着中も目立たない

清潔さと手入れの簡単さ

取り外し可能で、ブラッシングのたびに洗浄できる

以上のように、前歯だけのマウスピース矯正には、審美性や利便性、コストの面で多くのメリットがあります。短期間で手軽に、目立たずに前歯の歯並びを改善したい方にとって、魅力的な選択肢だと言えます。一方で、重度の不正咬合や全顎的な矯正が必要なケースには適さないため、治療法の選択にはかかりつけ歯科医師と相談をして決定するようにしてください。

前歯だけのマウスピース矯正のデメリットとリスク

マウスピース矯正は前歯だけの歯並びを改善するのに効果的な方法ですが、いくつかのデメリットやリスクも存在します。歯並びの状態によっては、前歯だけの矯正では、理想の歯並びにならない可能性があります。また、歯の状況によっては、歯を削る場合もあり、長時間のマウスピース装着が必須となります。定期的な通院と適切な管理が求められ、後戻りのリスクもあるのが事実です。

前歯だけの矯正では理想の歯並びにならないことも

部分矯正で前歯の歯並びはきれいに出来ても、奥歯の嚙み合わせを直すことは難しいです。もともと嚙み合わせに問題がある方は、奥歯の治療もできる全体矯正を検討する必要があります。理想の歯並びを目指すなら、前歯だけの矯正では限界があるのも事実です。

奥歯の嚙み合わせは、咀嚼効率や顎関節の健康にも影響を与えるため重要です。例えば、奥歯がしっかりと噛み合わない場合、食べ物をしっかり噛み砕くことが難しくなり、消化器官に負担がかかることがあります。また、噛み合わせの不整合が原因で顎関節に過度の負担がかかり、顎関節症を引き起こすリスクも考えられます。

さらに、奥歯の位置が不適切だと、前歯の位置が理想的であっても全体的なバランスが崩れ、美しい歯並びとは言えない場合があります。そのため、全体のバランスを考慮した治療が必要となることが多いです。

前歯だけの矯正は短期間で費用も抑えられるため魅力的ですが、全体的な口腔の健康や機能を考えると、専門の歯科医師としっかり相談し、長期的な視点で最適な治療プランを選ぶことが大切です。

歯を削る場合がある

部分矯正だけを希望していて、いざ歯科医師に状態を診てもらうと、前歯だけを治すマウスピース矯正ではなく、全体矯正での対応になる可能性があります。このような場合、矯正装置だけでなく、歯を一部削ることでスペースを作り、歯並びを改善する手法が取られることがあります。これは特に、歯が重なり合って生えている場合や、スペースが非常に狭い場合に行われます。

歯を削ることで、理想的な位置に歯を移動させるスペースを確保するのですが、歯を削ることにはリスクも伴うため、慎重に検討する必要があります。削る量が多いと歯の健康に影響を与える可能性があるため、歯科医師とよく相談し、自分に最適な治療方法を選ぶことが重要です。

長時間の着用は必須

マウスピース矯正では、1日20時間以上のマウスピース装着が必要です。装着中は多少の痛みや違和感を感じる可能性もあります。1日20時間以上装着し、その後徐々に着用時間を減らしていきます。この長時間の装着が必要なのは、歯を効果的に動かすためです。歯は徐々に動かされるため、持続的な圧力をかけ続けることで理想的な位置に移動します。もし装着時間が短すぎると、計画通りに歯が動かず、治療期間が延びてしまうなど、期待通りの結果が得られないことがあります。また、マウスピースを外している時間が長すぎると、歯が元の位置に戻ろうとするため、矯正の効果が薄れてしまうリスクもあります。

さらに、長時間の着用に慣れるためには、生活習慣の見直しも必要になります。例えば、食事をする際にはマウスピースを外す必要があるため、その後の装着を忘れないように注意が必要です。また、外したマウスピースは清潔に保つために専用のケースに入れ、こまめに洗浄することも大切です。

長時間の装着が求められるマウスピース矯正ですが、正しく使用することで効果的に歯並びを改善することができます。自分のライフスタイルに合わせて、無理のない範囲で矯正治療を続けることが、成功への近道となります。

マウスピースの管理が大切

マウスピースは毎日きちんと洗浄し、清潔に保つ必要があります。また、定期的に新しいマウスピースに交換していきますが、適切な管理を怠ると、歯や歯茎に悪影響を与える可能性があります。特に、マウスピースが汚れたまま使用されると、細菌が繁殖し、口腔内の健康を損なうリスクが高まります。毎日の洗浄は、専用の洗浄剤やぬるま湯を使用し、丁寧に行うことが重要です。マウスピースの洗浄を怠ると、口臭や虫歯、歯周病の原因になることもありますので、気をつけてください。

また、マウスピースは通常2週間から1ヶ月程度で新しいものに交換しますが、これは個々の治療計画によって異なる場合があります。交換のタイミングを守らないと、治療効果が減少する可能性があります。新しいマウスピースに交換することで、歯の動きがスムーズに進み、理想的な歯並びを実現するためのサポートを最大限に得ることができます。

さらに、マウスピースは外した後も専用のケースに保管し、紛失や破損を防ぐようにしましょう。特に食事や飲み物を摂取する際には、外したマウスピースを清潔に保管することが大切です。万が一、マウスピースが破損した場合や紛失した場合は、速やかに歯科医師に連絡し、適切な対応を取るようにしてください。

定期的な通院が必要

マウスピース矯正では、定期的な通院が必要です。マウスピースの交換や調整、歯や歯茎のチェック、矯正の進行状況確認などを行う必要があります。3ヶ月に1回程度の通院が一般的です。これにより、歯の移動が計画通りに進んでいるかを確認し、必要に応じて治療計画の調整を行います。定期的な通院によって、歯や歯茎の健康状態を常にチェックできるため、矯正治療中に発生する可能性のある問題を早期に発見し、対処することができます。例えば、マウスピースが適切にフィットしているか、歯茎に炎症がないかなどの確認を行います。

また、通院時には新しいマウスピースを受け取り、次の治療ステップに進むための準備をします。これにより、治療がスムーズに進行し、計画通りの期間で理想的な歯並びを達成することができます。さらに、歯科医師は定期的に通院する患者とのコミュニケーションを通じて、治療のモチベーションを維持し、患者が安心して治療を続けられるようサポートします。

定期的な通院は、矯正治療の成功に欠かせない要素です。忙しい日常生活の中でも、通院を怠らず、計画的に治療を進めることが重要です。特に、治療期間中は通院スケジュールを守ることで、治療の効果を最大限に引き出すことができます。通院を通じて得られる専門的なケアとアドバイスは、治療の進行を順調に保ち、最終的な治療結果に大きく貢献します。

後戻りの危険

せっかく歯並びが改善しても、適切に保定を行わなければ後戻りしてしまう危険性があります。マウスピースによる保定を怠ると、歯が元の位置に戻ってしまうのです。矯正後のケアも重要だと覚えておきましょう。

デメリット・リスク

詳細

理想の歯並びにならない可能性

前歯の歯並びは改善できても、奥歯の嚙み合わせは調整が難しい

歯を削る場合がある

大幅な歯の移動が必要な場合は、全体矯正が適している

長時間の着用が必須

1日20時間以上のマウスピース装着が必要で、痛みを伴うことも

マウスピースの管理

毎日の洗浄と定期的な交換が不可欠

定期的な通院

3ヶ月に1回程度の通院でマウスピースの調整やチェックを受ける

後戻りの危険性

適切な保定を怠ると、歯が元の位置に戻ってしまう可能性がある

以上のようなデメリットやリスクを理解した上で、自分に合った矯正方法を選ぶことが大切です。気になる点は信頼できる歯科医師によく相談してみましょう。

マウスピース矯正 前歯だけ

マウスピース矯正は、透明で目立たない素材のマウスピースを使って、少しずつ歯を動かしていく矯正方法です。特に軽度から中等度の歯並びの乱れや、わずかな噛み合わせの問題に対して効果的な矯正装置として知られています。

マウスピース矯正の代表的ブランドであるインビザラインは、かなり重度の症例にも対応可能です。症例に応じてカスタマイズされた治療計画を立てることで、より複雑な歯並びの問題にも対応できるのが特徴です。重度の叢生や咬合異常(こうごういじょう)など、従来の部分矯正では難しかった症例にも適用できます。

マウスピース矯正の大きなメリットは、その審美性の高さにあります。透明なマウスピースを使用するため、装着中も目立ちにくく、自然な笑顔を保つことができます。また、取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際には外すことができ、口腔衛生を保ちやすいというメリットもあります。

前歯だけのマウスピース矯正の費用は、歯列全体を矯正する場合と比べると比較的リーズナブルです。また、治療期間も全体矯正に比べて短く、早ければ半年程度で目に見える効果が期待できます。ただし、個人差があるため、詳細は歯科医師との相談が必要です。

矯正装置

適応症例

期間

費用

マウスピース矯正(前歯のみ)

軽度から中等度の歯並びの乱れ
 わずかな噛み合わせの問題
 重度でない出っ歯
 軽い叢生によるガタガタ
 すきっ歯

半年~1年程度

30~50万円程度

マウスピース矯正インビザライン部分矯正以外

重度の叢生
 咬合異常などの複雑な歯並びの問題

1~2年程度

50~150万円程度

以上のように、前歯だけのマウスピース矯正は、軽度から中等度の不正咬合に対して効果的な矯正方法です。目立たず、短期間で歯並びを改善したい方にとって、おすすめの選択肢と言えます。

FAQ

マウスピースで前歯だけ矯正することは可能ですか?

はい、マウスピースで前歯だけ矯正することは可能です。前歯とは一般的に、真ん中の歯から数えて糸切り歯とも呼ばれる犬歯までを指します。上下左右を合わせて合計で12本あります。前歯をマウスピースで矯正する際は歯列全体を覆いますが、動かす予定がない歯も覆わなければいけないため、初めの方は違和感があるかもしれません。

前歯だけのマウスピース矯正で治せる症例にはどのようなものがありますか?

前歯だけのマウスピース矯正で治療できる代表的な症例には、すきっ歯、軽度の不正咬合、矯正後の後戻り治療などがあります。一番前の歯と歯の間に隙間ができている状態のすきっ歯は、前歯だけをなおすマウスピース矯正に適しています。特に軽度の方は比較的短期間で効果が見込めます。

前歯だけのマウスピース矯正のメリットは何ですか?

前歯だけのマウスピース矯正のメリットとして、矯正期間が短い、費用が安い、日常生活での負担が少ない、清潔で手入れが簡単などが挙げられます。部分的な移動は、歯列全体の移動よりも短期間で完了します。また、マウスピース矯正は目立たずに行えるため、人前に出る仕事をしている方などにおすすめです。

前歯だけのマウスピース矯正のデメリットやリスクはありますか?

前歯だけの矯正では理想の歯並びにならない可能性があります。前歯の歯並びはきれいにできても奥歯の嚙み合わせをなおすことは難しいのです。また、歯を大幅に動かす必要がある場合は、前歯だけを治すマウスピース矯正ではなく、全体矯正での対応になる可能性もあります。1日20時間以上のマウスピース装着が必須であり、痛みを感じる可能性もあります。

前歯矯正が特におすすめの人はどのような人ですか?

前歯矯正は特に、治療期間を短く抑えたい人、軽度から中等度の前歯の歯並び問題を持つ人、予算を抑えたい人、矯正中も気にならない見た目が必要な人におすすめです。ただし、重度の歯並びの悩みがある人、奥歯の噛み合わせに問題がある人、抜歯が必要な人、歯周病がある人などには適さない可能性があります。

前歯だけのマウスピース矯正の費用と期間はどのくらいですか?

前歯だけのマウスピース矯正の費用相場は30~50万円程度です。治療期間は平均10ヶ月ほどで、早ければ半年、1年以内には目に見えた効果が期待できます。ただし、これらは目安であり、個人差があることがあります。